15日。我々は九段下に降り立った。
連日の猛暑は続き、地下鉄から地上に出るエスカレータを進むにつれて気温が上がっていくのが肌で体感で
きた。地上に上がれば靖国神社は目の前です。
地上に出るとすぐに、歴史認識や領土問題等を題材にしたビラを配る団体と出くわし
「ご苦労様です」と挨拶がてら軽く会釈をしながら靖国神社に向かいました。
本日は「終戦日」です。国難の際に、国を守るために尊い生命を捧げられた英霊に対し
敬意をはらい、感謝する日です。大和魂を体現した英霊にはただただ頭が下がる思いです。
すでに多くの国民が参拝の為に訪れていました。中には戦闘服を着た政治結社の方々も見受けられますが、
ほとんどが老若男女の一般市民であり、マスコミの愛国者=右翼というネガティブキャンぺーンには辟易の
思いです。
手水舎で手を洗い神社に向かいますが、すでに鳥居の前あたりから列ができてました。猛暑の中、背広まで
ビショビショになりながら、拝礼の順番を待ちました。
ちなみに正午辺りですと正門の先まで列は続き、1時間待ちは当たり前という状態になります。
汗だくの中、苦戦を超えるため10円玉を静かに入れて、拝礼を行いました。
その後、日本会議主催の「戦没者追悼中央国民集会」に参加し、正午の黙祷を待ちました。
正午、黙祷の号令と共に靖国神社は静まりかえました。
私は毎年8月15日に参拝しておりますが、黙祷時は右も左もなく、静かになります。
本当に静寂がおとずれます。上空を飛ぶヘリコプターのローター音がかすかに聞こえるくらいです。
右翼は当然としても、靖国神社の解体を叫ぶ左翼さえも静かになります。
日本人全員の心の奥には「大和民族としての気概」がDNAレベルで存在するのでしょう。
黙祷を終え、天皇陛下のお言葉を拝聴しました。
天皇陛下の素晴らしいお言葉に吹き出る汗も忘れ、直立不動の姿勢で聞き入りました。
その後、多くの同志たちと「海ゆかば」を歌いました。
その歌声は未だ引き上げの作業の進まない、大東亜共栄圏に没せられた「水漬く屍」「草生す屍」の英霊た
ちに届いたのだろうか・・・。
そして我々は静かに靖国神社を後にしました。
安らかにお眠りください。そしてありがとうございました。
感謝
文責 大和魂保存会会長 疾風
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